1971年開設の病院です。地域に密着した医療を提供できるよう心がけています。

脊椎脊髄外科について

脊椎脊髄外科とは、整形外科が担当する「運動器」のうち、背骨(脊椎)とその中を通る神経(脊髄)の疾患の診療を行う科です。頸部痛、背部痛、腰痛、背骨の変形、四肢の疼痛またはしびれ、四肢の運動障害や歩行障害・麻痺などの症状でお困りではありませんか。考えられる代表的な疾患は以下となります。明らかな手術が必要な場合や、患者様の必要性を踏まえ手術加療も積極的に行っています。

手術に関しては、主に腰部脊柱管狭窄症に対して腰椎椎弓切除術、腰椎分離すべり症に対して腰椎後方固定術(PLIF)、椎間板ヘルニアに対して椎間板摘出術(LOVE法)、圧迫骨折に対して経皮的椎体形成術(BKP:Balloon Kyphoplasty)を施行しています。 患者様一人一人に満足していただけるよう、丁寧な診察・説明を心がけています。何かありましたら、主治医・担当医までご相談ください。

主な脊椎脊髄疾患

  • 脊柱管狭窄症
  • 腰椎分離すべり症
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 脊椎圧迫骨折など
経皮的椎体形成術(BKP)を施行した例
後方椎体固定術(PLIF)を施行した例

椎間板内酵素注入療法 (ヘルニコア)

ヘルコニア
出典:科研製薬株式会社
「腰椎椎間板ヘルニア」に対する新しい低侵襲治療  

これまでは、腰椎椎間板ヘルニアの保存加療抵抗例には手術が第一選択とされてきました。
しかし、2018年に厚生労働省に新たに認可されたコンドリアーゼ(ヘルニコア)は手術の代替療法として注目されており、当院でも昨年11月から施行しています。

特徴

  • 有効率は70-80%
  • 手術よりも侵襲が少ない
  • 一生に一回の施行

方法・作用

これまで安静やコルセット着用など保存的な療法しかなかった圧迫骨折ですが、骨セメントを注入する「BKP  Balloon Kyphoplasty (経皮的椎体形成術)」という手術を行うことにより、痛みが著明に改善するようになりました。BKPは、効果の高い手術ですが、手術した上下の椎体がつぶれることもありますので、骨粗鬆症の治療を併せて行うことも重要です。

BKP(経皮的椎体形成術)

脊椎圧迫骨折」に対する新しい低侵襲治療  

椎間板内に注入されたコンドリアーゼが椎間板髄核内のプロテオグリカンを特異的に分解し、保水成分を低下させ椎間板内の減圧を行い、ヘルニアを縮小させます。治療はイメージ透視下に局所麻酔下で背中の横から細い針を椎間板に刺して薬液を注入します。通常では15分くらいで終了します。術後の安静は特に必要ありませんが、当院では経過観察のため翌日まで入院していただいております。

特徴

  • 十分な期間の保存療法で痛みが改善しない時適応
  • 痛みが著名に改善し、術後早期から離床可能
  • 変形の予防が可能である

方法・作用

圧迫骨折により潰れてしまった椎体にバルーンを挿入・膨らませ、 セメントを充填し、椎体の高さと強さを回復させます。手術は全身麻酔下で行います。

①背中から針を刺して骨折した椎体への細い経路を作り、小さなバルーンのついた器具を挿入する。
②椎体の中に入れたバルーンを徐々に膨らませ、つぶれた骨を持ち上げ、できるだけ骨折前の形に戻す。
③風船を抜くと椎体内に空間ができるので、その空間を満たすように、骨セメントを充填する。
④骨セメントは手術中に固まり、手術は1時間程度で終了。

椎間板内酵素注入療法 (ヘルニコア)」「BKP(経皮的椎体形成術)」どちらの治療法も、適応に関しては術前症状や画像診断をもとに検討する必要があります。治療については、担当医にご相談ください。

医師紹介

  • 河野 亨(非常勤医師)Toru Kono

    専門領域:整形外科一般、脊椎脊髄疾患

午前
8:30~12:00※
午後
2:00~6:00※

※河野医師の診察は、主に「土曜日」となります。先生のご都合や手術状況により、診療日が変更になりますので、詳しくは診療日の変更をご確認ください。

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