胃カメラ検査について
胃カメラ検査とは、口・鼻から内視鏡を挿入し、直接食道・胃・十二指腸の一部を観察する検査です。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となるピロリ菌感染も病理組織学的検査を合わせることにより判断できます。胃がん検診で要精査となった方に対し、二次検査としても受け付けております。
検査でわかる病気
胃潰瘍
胃がん
逆流性食道炎
※日本消化器内視鏡学会より
検査にかかる費用
3割負担の場合:
胃カメラ検査のみ | 5,000円前後 |
組織検査あり | 10,000円前後 |
ピロリ菌検査あり | 6,000円前後 |
※上記の金額はあくまでも目安となるものです。処置内容により金額は異なります。
検査方法
まず、患者様のご希望をうかがいます。問診を確認し、その日の体調・状況を考慮した上で、下記3つの方法のいずれかを選択していただいております。初めての方や「どの麻酔か迷ってしまう」方はどうぞ遠慮なくご相談ください。
経鼻方式胃カメラ:経鼻麻酔
両方の鼻に血管収縮剤を噴霧してから麻酔のゼリーを流し、鼻からのどにかけて麻酔をします。
経口方式胃カメラ:のど麻酔
うがいをするような要領でのどに麻酔のゼリーを3分間溜めていただきます。カメラ挿入直前に麻酔のスプレーを噴霧することで、嘔吐反射を最小限にします。
セデーション:のど麻酔と鎮静剤の併用
のど麻酔をした後、検査室にて睡眠導入剤を静脈注射し、少し眠った状態で検査をします。ただし、この麻酔方法の場合は自動車・バイク・自転車などの運転を一日禁止させていただいていますので、自動車・バイクなどで来院された方には他の麻酔方法を選択していただきます。また、検査後覚醒するまでに1~2時間かかりますので、お急ぎの方、午後にご予定がある方にも他の麻酔方法を選択していただく場合がございます。
検査前に注意すること
食事 | 前日の午後9時以降は絶食です |
飲水 | お水・白湯なら当日でも飲んでも構いません |
服装 | お腹を締め付けないような楽な服装でいらしてください ガードル・ボディースーツ・コルセットなどは取り外してください |
薬剤情報 | お薬手帳をご持参ください。また、抗血小板剤(血液を固まりにくくするお薬)を服用している方は必ずお申し出ください |
その他 | アレルギー体質、喘息のある方、薬アレルギーのある方は必ずお申し出ください |
検査後に注意すること
- 鎮静剤を使用した方…眼が覚めた後も足元がふらついたり、頭がボーっとした感じがあります。自動車・バイクの運転は絶対にしないでください。
- 組織を採った方…胃はもともと出血しやすい臓器です。組織を採ったことにより、より出血しやすい状態になっていますので、出血の引き金になるようなことは避けてください。
- 眠る薬を使ったら運転しない
- 組織を採ったらお酒は飲まない、たばこを吸わない、辛い物を食べない
検査予約について
検査をご希望の方は、正面受付またはお電話にてご相談ください。
注意事項
初診の方、症状のある方は、まず診察させていただき検査の必要性を判断いたしますので、検査の予約は受診後になります。ご了承ください。