外科

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科の概要

  • 外科では、食道、胃、十二指腸、肝臓、すい臓、胆のう、大腸など、消化器全般の疾患の診断、治療を行っております。
  • 傷に優しい閉鎖療法
    外傷に関しては、傷に優しい治療を心掛けています。アルギン酸、ハイドロコロイドなどを用いて、なるべく痛くない治療を心掛けています。
  • 下肢静脈瘤に関して、大学医師と共に手術治療を行っています。

スタッフ

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中村寿彦
氏 名 専門領域 資格等
中村寿彦 消化器 外科専門医、消化器内視鏡専門医

外来担当表

診療時間:午前(8:30~12:00) 午後(2:30~5:00)
 午 前午 後備 考
中村寿彦中村寿彦
中村寿彦中村寿彦
中村寿彦中村寿彦
中村寿彦中村寿彦
中村寿彦

 

[accordions][accordion title=”経鼻内視鏡について”]

経鼻内視鏡の特徴

  1. 口蓋垂(いわゆるのどちんこ)や舌根部にあたらないために咽頭反射が起きません。そのためにゲーっとなったりして辛い思いをしなくても良い訳です。
  2. 今までの経口内視鏡検査と比べ楽に行うことができるので静脈麻酔を行わずに行うことができます。現在静脈麻酔した方には検査後、車の運転を控えていただいていますが、静脈麻酔を使わなければその制限も必要ありません。また高齢の方で麻酔を使うことがためらわれる方、口が開き難い方にも経口と比べ安全に行うことができます。
  3. 口から挿入しないため検査中に医師、看護師と会話が可能です。気になる点が有ればその場で医師、看護師に伝えることができます。

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いままで何回か検査を受けたが辛い思いをされた方や初めて方にもおすすめできる検査と考えています。詳しくは担当医師、外科担当看護師までお問い合わせください。

[/accordion][accordion title=”痔の硬化療法”]

日本人の多くの方が痔の疾患に悩んでいるといわれています。
昔の治療方法にホワイトヘッド手術がありその痛みの強さ、術後の合併症に悩まれていたと聞いています。いまだに痔の手術はとても痛く辛いものだといわれる方が多いのもそのことが関係していることが少なくないのではと思います。命にかかわらないから、恥ずかしいからと我慢をされている方もいると思います。少しの出血があっても手術を受けての痛みに比べれば我慢できるといわれる方もいると思います。

痔の種類には切れ痔、いぼ痔、あな痔、出痔があります。これらの中には直すには手術治療しかないものもありますが、硬化療法で治療することができるものがあります。

いわゆる、いぼ痔といわれる痛みをあまり伴わず出血を症状とする痔です。現在この治療薬が発売されており、中村医師もこの治療薬の研修をうけており使用可能病院となっています。手術ではないので痛みも少なく、もし入院となってもその期間は非常に短くてすみます。いぼ痔であれば現在お悩みの出血などの症状がすぐにとれます。密かに悩んでいらっしゃる方、もし良かったら一度診察においでてください。

[/accordion][accordion title=”胃潰瘍の治療方針”]

胃潰瘍の原因が何であるかによって治療方針が異なります。

  1. 胃潰瘍の原因がヘリコバクターピロリにある場合にはその除菌治療が推奨されています。
    抗潰瘍薬と抗生物質の3剤併用を1週間内服し行います(一次除菌)。除菌薬の内服終了後4週間以降に除菌の成否を確認します。当院では便を持ってきていただいて検査をします。
    除菌されていた場合には潰瘍治療は2か月くらいで終了し、以後症状があった場合に再度、検査を行い必要な投薬をします。
    除菌されていない場合には二次除菌を行います。服用後4週間後以降に除菌の成否を便で判定します。そこで除菌されていれば潰瘍治療は終了です。

  2. 潰瘍の原因がはっきりしない場合は維持療法が必要となります。継続して内服してください。
  3. 痛み止め、抗凝固剤による潰瘍の場合には痛み止め、抗凝固剤が休薬できないのであれば抗潰瘍薬の継続が必要となります。
    もしヘリコバクターピロリが陽性で除菌に成功した場合でも継続したほうが良いと考えています。
  4. ヘリコバクター感染性胃炎について、現在、保険適応となり、当院でも除菌を行っています。

[/accordion][accordion title=”傷の手当の仕方” last=”last”]

  1. 傷には消毒薬は一切用いません。なぜかというと傷にいる細菌を殺そうとするともう少し濃度の高い消毒薬を用いなければいけません。が、そのような濃度で消毒すると人体の組織に影響があります。また現在の濃度では細菌は死滅せずかえって人間の正常な細胞が死にます。さらにそれを栄養にして細菌が繁殖するため傷が化膿することになります。
  2. 体にほとんど影響のない水道水で洗浄することが人間の細胞を死滅させず細菌の量を減らす非常に有効な消毒法と考えています。
  3. 自宅でも水道水で傷を洗浄し水滴をふき取った後に軟膏をぬります。そのあとに市販の傷バンで覆ってください。また病院から被覆材で覆ってくださいと指導された方は被覆材を傷に直接はってください。
  4. 縫合した傷は同じく水道水で洗って覆ってください。出血を少し認めるときには毎日洗浄してください。ただし出血もなくきれいになっている場合には毎日交換する必要はありません。2~3日はったままで大丈夫です。
  5. 傷を覆ってください。今までのように傷を乾燥されるとかさぶたができます。かさぶたは傷が治った状態ではなく、治るのをあきらめた状態です。その証拠にかさぶたをはがすとそのたびに出血します。
  6. 覆うことによって傷の治りは格段に早くなります。傷の細胞を覆うことによって温室栽培する要領です。
  7. お風呂は自由に入っていただいて問題ありません。かえって傷がきれいになります。

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