梅雨の時期から夏にかけては特に注意が必要です。

食中毒の原因

 食中毒は、5月から10月までの発生件数の合計が年間の約60%を占めています。
冬場はノロウイルスによる食中毒が多く発生します。
 原因には、細菌・ウイルス・自然毒・寄生虫等さまざまあります。下記に代表的な
事例をあげます。

  • 細菌

 腸管出血性大腸菌 ・・・ 病原性大腸菌は約170種類あり、ベロ毒素を産生し、出血を
            伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群を起こすものを腸管出血性大腸
            菌と呼ぶ。代表的なものは O-157、O-111などです。

 ウエルシュ菌 ・・・ カレー・シチュー等の煮込み料理を常温で保存した場合は危険。

 ボツリヌス菌 ・・・ 1歳未満の乳児に「はちみつ」を食べさせると幼児ボツリヌス症
           を発症し、最悪死に至るケースもあります。

 この他にも、サルモネラ菌・カンピロバクター等があります。

 

  • ウイルス

 冬場(11月から1月)に流行するノロウイルスは、感染力が非常に強く、激しい下痢や
 嘔吐などの症状を引き起こします。

 

  • 自然毒

 ふぐやキノコが代表的です。

 

  • 寄生虫

 アニサキス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生で食べることで胃壁に刺入してアニサキス
 症を発症します。

 

症状と注意点について

★腸管出血性大腸菌
 潜伏期間は3~9日間程度。症状は嘔吐、出血を伴う下痢、腹痛。

★ウエルシュ菌
 食肉・魚介類・野菜などを使用した調理品からの感染が多い。
 潜伏期間を経て6~18時間で発症。症状は腹痛や下痢。

★ボツリヌス菌
 食肉・魚肉・発酵食品・缶詰から感染することが多い。
 潜伏期間は約4~36時間。症状としては めまい、頭痛、神経障害や
 呼吸困難を伴う場合もある。

★ノロウイルス
 潜伏期間は30時間程度。下痢や嘔吐、吐き気、発熱の症状。